第26回「いいね!働き方コーデのオトナ診断」 社会保険についておさらい!

更新日:2019/05/24

第26回「いいね!働き方コーデのオトナ診断」 
社会保険についておさらい
~自分で手続きをする場合もある?~

仕事に価値(メリット)を提供する「Job Merit」のワークコンシェルジュとして働く
ジョブメリさんが、イマドキの若者の働き方についてさまざまなタイプの大人たち議論を
交わす「いいね!働き方コーデのオトナ診断」。 新しく派遣社員として働き始める人や、
派遣会社を変わる人にあらためて意識しておいてほしいのが、「社会保険」のことです。
社会保険は、年金や健康保険の他にもいくつもの種類があるのをご存知でしょうか?

ジョブメリさんの派遣会社に新しく登録することになった柴崎さんは、社会保険のことに
ついてわからないことがたくさんあるようです。
今回は、柴崎さんと一緒に社会人として知っておきたい社会保険の仕組みと、手続きの仕方に
ついておさらいしておきましょう!

そもそも社会保険って?

ジョブメリさん:
柴崎さんはこれまでアルバイトをしていたということですが、社会保険には加入していますか?

柴崎さん:
年金とか健康保険とかですよね?20歳になったときに国民年金に入ったのと、あと、国民健康保険です。

ジョブメリさん:
そうですね、働いていなくてもなんらかの形で加入するものですね。
派遣社員としてまとまった時間働くようになると、厚生年金や
健康保険組合の保険に加入することになるんですよ。

柴崎さん:
それって、働いている人はみんな入っているんですか?

ジョブメリさん:
働き方によっても違いますが、少なくとも派遣社員としてフルタイムで働いている方は、
全員加入しているはずです。――ところで柴崎さん、そもそも社会保険ってなんだかおわかりですか?

柴崎さん:
年金と健康保険のことですよね?

ジョブメリさん:
正解! でも、実は他にもまだあるんです。社会保険って、全部で5つあるんですよ。

柴崎さん:
そんなに!?

ジョブメリさん:
まずは、柴崎さんが言ってくれた年金と健康保険ですね。派遣社員の方が入る年金は「厚生年金」で、
国民年金に上乗せして受け取れるので、その分将来たくさんの年金がもらえるようになります。

柴崎さん:
たくさんもらえるってことは、保険料が高いんじゃないですか?

ジョブメリさん:
必ずしもそうとは限りません。厚生年金保険料は会社と社員が半分ずつ負担することに
なっているので、国民年金保険料よりもかえって安いケースもあるんです。
それに、半額を会社が負担してくれて、将来その分も合わせた年金が受け取れるというのは
かなり大きなメリットです。

柴崎さん:
そうなんですか。それじゃあ、厚生年金に入ったほうがいいですね!

ジョブメリさん:
そうですね! それから2つ目が「健康保険」、そして3つ目が「雇用保険」です。

柴崎さん:
あ、知っています! 失業保険がもらえるんですよね。

ジョブメリさん:
はい。失業したときのセーフティネットとして活躍してくれますし、就業中も
職業訓練につながる勉強をしたり、スクールに通ったときに助成が受けられたりします。
働く人のための保険ですね。

柴崎さん:
へえ。それじゃあ、資格を取りたいときとかに役立ちますね。

ジョブメリさん:
そうです。保険というと、保険料のことに目がいってしまうこともありますが、
入っておくことでいろいろなメリットを得ることができるんですよ!
せっかく入るなら、制度をきちんと理解して活用していきたいですね。

柴崎さん:
はい、そうですね!

ジョブメリさん:
さて、4つ目が「労災保険」です。これは、会社が保険料を全額負担してくれる保険です。
仕事中に事故が起こったり、仕事が原因で病気になってしまったりしたときに、
健康保険ではなく労災保険を使うことで、自己負担なく受診したり仕事を休んだときに
休業補償給付を受け取ったりすることができるんです。

柴崎さん:
すごい! 5つ目はなんですか?

ジョブメリさん:
最後は「介護保険」です。これは、40歳以上の方が加入するものなので、柴崎さんはまだ関係ありませんね。
介護が必要になった65歳以上の人と、特定の病気で介護が必要になった40歳以上64歳以下の人が利用できる
保険で、保険料の負担も40歳になってからです。

柴崎さん:
いろんな保険があるんですね。これって、ジョブメリさんの会社に登録したら
すぐに加入することになるんですか?

ジョブメリさん:
いい質問ですね! 加入の流れについてご説明しましょう。

加入の条件は?手続きは自分でするの?

ジョブメリさん:
社会保険は、派遣会社に登録した時点で加入するものではありません。派遣先が決まって
お仕事がスタートしたときに所定の労働時間や契約期間に応じて加入するかどうかが決まるんです。
ただし、労災保険だけは、働く人全員が加入することになります。

柴崎さん:
それ以外の社会保険は、加入しないこともあるってことですか?

ジョブメリさん:
はい。まず雇用保険ですが、これは1週間に20時間以上働いて、31日以上継続して
勤めることが決まっている場合に加入します。たとえば、4月1日から3か月契約で
平日6時間労働することになった場合は、雇用保険に加入する条件を満たすことになります。
でも、1ヶ月契約の場合は、4月は30日間しかないので雇用保険には加入できません。

柴崎さん:
1ヶ月契約だったけれど、その後継続になった場合はどうなりますか?

ジョブメリさん:
継続の場合は雇用保険に加入することになりますね。また、一度仕事を辞めた場合でも、
1ヶ月以内に次の派遣先が決まれば雇用関係が継続しているとみなされるので、引き続き
保険に加入することができます。これは、年金や健康保険にもいえることですね。
ちなみに「雇用関係」というのは、会社がその人を雇っているということで、派遣の場合は
派遣の仕事の契約期間がそのまま雇用期間ということになります。

柴崎さん:
ちょっと難しくなってきましたね……。

ジョブメリさん:
要するに、派遣で働いている人は働いている間、派遣会社と雇用関係にあって
「派遣会社を通して社会保険に加入する」ということです。

柴崎さん:
なるほど。

ジョブメリさん:
さて、厚生年金と健康保険、介護保険についてですが、これは加入条件が2つあって
「どちらかに該当する場合は加入する」という仕組みになっています。

まずひとつ目が、正社員の勤務時間の4分の3以上働くということです。
たとえば、正社員の勤務時間が「1週間あたり8時間×5日=40時間」の派遣会社から
派遣されている場合、1週間の労働時間が30時間を超える人は加入の対象になります。
ただし、2ヶ月以内の短期契約の場合は加入対象外です。

次に2つ目ですが、これは少し複雑です。ひとつ目の条件を満たしていない場合でも、
次の5つの条件すべてを満たす場合は社会保険に加入することになります。

・学生でないこと
・1週間に20時間以上働く
・1年以上継続して勤める予定
・お給料がひと月あたり88,000円以上(所定労働条件で)
・派遣会社の被保険者の人数が501人以上

これをすべて満たしているのであれば、週に30時間未満しか働いていない人でも社会保険に加入できるんです。

柴崎さん:
複雑なんですね……。

ジョブメリさん:
もっとも、週に30時間以上働く方であればひとつ目の条件に該当しますから、フルタイムで
働きたい場合はそれほど気にする必要はありません。2ヶ月を超える契約を結ぶ場合、
「派遣期間中は社会保険に加入することになる」と思っておけば大丈夫です!

柴崎さん:
はい! ところで、加入するときの申し込み書類とかってどこでもらえるんですか?

ジョブメリさん:
手続き自体は会社がやってくれるので大丈夫ですよ!それに、契約をスタートするときに
派遣会社の担当者から説明があるはずなので、自分が加入できるかわからない、なんてこともありません。

柴崎さん:
それを聞いて安心しました(笑)。

ジョブメリさん:
ただし、今入っている国民健康保険の脱退手続きは自分でしないといけません。
市・区役所でできるので、加入することになってから14日以内に手続きに行ってくださいね。
直接行くのが難しければ、郵送でも手続きできますよ!

柴崎さん:
手続きをしないとどうなるんですか?

ジョブメリさん:
保険料が二重でかかってしまいます。

柴崎さん:
大変! 忘れずに行きます。

もし派遣会社を変える、お仕事を辞めるとなった場合は?

ジョブメリさん:
次のお仕事がなかなか決まらない場合は、国民健康保険や国民年金に加入することになります。
このときも、自分で手続きに行く必要がありますね。
それから、雇用保険に加入していた人の場合は、失業手当がもらえる可能性があります。
これについても、自分でハローワークに行って手続きをすることになります。

柴崎さん:
別の派遣会社から派遣されることになった場合はどうすればいいんでしょうか?

ジョブメリさん:
派遣会社が変わると社会保険の加入手続きを新たにすることになりますが、これも派遣会社側で
やってもらえるので心配はいりませんよ! 国民年金や国民健康保険に加入していた場合は、
先ほどご説明したように国民健康保険の脱退手続きだけ行ってくださいね。

大切な社会保険、きちんと理解しておこう

この面談の後、柴崎さんはジョブメリさんの会社で働き始め、介護保険を除く
4つの社会保険に加入することになりました。
1年が過ぎた今では、雇用保険の給付制度を使って資格取得のための勉強をしているそうです。

社会保険は、加入することで将来受け取る年金額を上乗せしたり、いざというときの
セーフティネットになってくれたりするものです。
どんな制度なのかを理解して、意識的に加入・利用していくようにしましょう!


【今回のまとめ】
・社会保険は全部で「5つ」。所定の労働時間や契約期間に応じて加入するかどうかが決まる。
・国民健康保険の脱退手続きは自分で行う。
・社会保険はいざというときのセーフティーネットになります。制度を理解して利用していきましょう。

【登場人物】
ジョブメリさん:JCSで働くお仕事アドバイザー。

柴崎さん:20歳の独身女性。高校卒業後、アルバイトでフリーターとして働いていたが、
     20歳になったのを機に派遣として働きたいと思い、ジョブメリさんの勤めているJCSに登録へ訪れた。
     社会保険についてわからないことが多く、ジョブメリさんに相談して不安を解消したいと思っている。

お仕事検索はこちら
https://www.jcsstaff.jp/search

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