第三回「いいね!働き方コーデのオトナ診断」 ~女性フリーランサーに聞いた「自由」に働くことの意味~

更新日:2018/06/29

第三回「いいね!働き方コーデのオトナ診断」
女性フリーランサーに聞いた「自由」に働くことの意味
~それぞれの価値観によって異なる自由の基準~


ワークコンシェルジュとして働くジョブメリさんが、
イマドキの若者の働き方について考える連載「いいね!働き方コーデのオトナ診断」。
第三回では、女性フリーランサーの大西さんにインタビューを行いました。
就業時間が存在せず、自身が働きたい時間帯に受けたい仕事を自由に
選べることはフリーランサーのメリットです。
しかし、大西さんは「自由」という言葉の捉え方は人それぞれであり、広告代理店の営業部で
派遣社員として勤務する佐藤さんの働き方も、自由な働き方であるという意見をいただきました。

フリーランサーは「セルフマネジメント」の精度が肝
ジョブメリさん:
今日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。
フリーランサーの方はあまりこういったインタビューを受けていただけない
という話を耳にしたのですが、それは本当ですか?

女性フリーランサー 大西さん:
そうですね~。人にもよると思いますが、それは一理あると思います。
なぜならインタビューで話を聞かれるのが嫌ということではなく、
"インタビューに答えることで、仕事をするための時間が割かれてしまうこと"が嫌なのだと思います。
フリーランサーは会社員と違って、就業時間に勤務すれば給与が発生するわけではありません。
そのため、タイムマネジメントにおいては会社員の方よりもだいぶシビアですね。

ジョブメリさん:
そんな貴重な時間を割いていただき非常に恐縮です。

女性フリーランサー 大西さん:
いえいえ、フリーで働くということはそういうものなので(笑)。
ですから仕事に対する考え方、特に時間の捉え方は、会社員とはかなり違うと思います。
その一方で働く時間を自身で決められるので、就業時間がきっちり決まっている会社員のように、
時間厳守で堅苦しく働かなくていいというメリットもあります。

ジョブメリさん:
なるほど、時間の使い方ですね。
私もあまりうまくはないので、そういった話は非常に勉強になります。

女性フリーランサー 大西さん:
フリーランサーだと従業員はいませんが、個人事業主なので経営視点を持って働かなければなりません。
よく「フリーの人って自由に働けていいな~」という声を聞きますが、その代償として非常に大きな責任と苦労を伴います。
会社員であれば病欠した場合は他の方が業務の穴埋めをしますが、フリーランサーの場合は誰も助けてくれません。

ジョブメリさん:
そうなると健康管理も非常に重要になりますね。まさに"身一つ"で働くことの大変さを思い知ります。
大西さんはこれからフリーランスを目指す方に対して、いつもどのようなアドバイスをされていますか?

女性フリーランサー 大西さん:
端的に言うと「セルフマネジメント」という言葉に集約されますね。
先ほど出てきた「時間」も「健康」もそして、「お金」もすべて自分で管理しなければなりません。
会社員の人は、よく"社畜"など会社に縛られていることを揶揄する表現を使いますが、
反対に会社に守られていることも、認識する必要があると思います。
フリーランサーは会社という後ろ盾がないからこそ、すべてを自分自身で管理して
掌握する能力が求められると実感していますね。

人それぞれ異なる「自由」という言葉の捉え方
ジョブメリさん:
フリーランサーの人は非常に自由で、言い方が悪いかもしれませんがマイペースな方が多い印象でした。
しかし大西さんの話を聞くと、すごくしっかりされていて印象が変わりましたね。

女性フリーランサー 大西さん:
いえいえ、そんなことはありませんよ。私もすごくチャランポランな面もあります(笑)。
しっかりしているように見えるのは、きちんとしないといずれ自分の身に災いが降りかかってくるからです。
フリーで働くことには常に責任と苦労が伴うので。

ジョブメリさん:
なるほど、そういうことなのですね。やっとフリーの方の心情が理解できました。
ちなみに今回は大西さんの話だけでなく、他の人の働き方についてもご意見をいただきたいと思います。
大西さんは、派遣として働くことについてはどのような印象をお持ちですか?

女性フリーランサー 大西さん:
先ほどお話した会社からの制約は少ない反面、正社員ほど守られてはいない印象を持っています。
ただ、将来的に専門職としてフリーで働きたいと思っている場合は、インハウス(企業に雇用されて)で
働いて実績をつけるのは、悪くない選択肢だと思います!
独立するうえでの基礎を身につけるには、派遣はピッタリですね。

ジョブメリさん:
そうなのですね。ちなみに今、私は広告代理店の営業部で派遣社員として勤務する
佐藤さんという方の職業相談をしているのですが、とにかく自由さを重視する方で。
今の話を聞いて「将来的にフリーランサーとしても活躍していけるのでは?」と思いました。

女性フリーランサー 大西さん:
う~ん。そうですかね?私は反対に、今の働き方がその子には合っているような気がしますが。
多くの人が口をそろえたように「自由」という言葉を使いたがりますが、言葉の尺度って人それぞれですよね。
つまり、佐藤さんがフリーランサーとして働くことに「自由」を感じるかと聞かれたら、疑問符がつきますね。

ジョブメリさん:
そこまで考えが至っていませんでした。「自由」という言葉の意味って、すごく深いですね。

女性フリーランサー 大西さん:
何を志向するかによって、「自由」の捉え方は大きく変わると思います。
その点、私の場合は責任が重くなりますが、自分1人でチャチャっと仕事をこなす方が、気楽で自由さを感じますね。
ただ、その考えが佐藤さんにも当てはまるとは限らないんですよ。

プライベートを重視して働ける派遣も「自由」な働き方の1つ
ジョブメリさん:
お話を聞いて佐藤さんには、彼女なりの今の働き方がピッタリなのではないかと思えてきました。
彼女は自分のプライベートをとても重視しますが、仕事を自分で獲得するというよりは
与えられた仕事をきちんとこなす方が合っている印象です。

女性フリーランサー 大西さん:
私からすると会社勤めで週5日、フルタイムで仕事がもらえるのは逆にちょっとうらやましいですね!
ジョブメリさんのおっしゃる通りで、フリーは自分で営業しなければならないし、
仕事を選んでいると干されるし、受けすぎると休みがないというジレンマがあります。

ジョブメリさん:
そう考えると佐藤さんは自分1人で仕事するというよりは、誰かのサポート役に徹する方が適任であるように思えますね。
周囲の状況を見てバランスよく働くことに長けています。

女性フリーランサー 大西さん:
それって派遣に必要とされる能力が備わっているということですよ。
私が思うに、彼女はすでに"仕事をするうえでの自由"を手にしているのではないでしょうか?

ジョブメリさん:
と言いますと?

女性フリーランサー 大西さん:
佐藤さんはサポート職として重宝される働き方ができているのなら、プライベート重視で
自分の時間を確保できる派遣で働くことこそが、彼女にとって"自由"な働き方だと思いますね。
ちなみに私はライター業なこともあり、仕事が入ってくるタイミングが昼夜問わずで。
完全プライベートの時間なんてもてたものではありません(苦笑)。

佐藤さんが望む"自由"が、プライベートの時間をしっかり取ることだとしたら、
"フリーランサーの自由"とは少し違いますね。
あ、でもフリーランスでも、会社の中に入り込んで仕事をする職種やサービスもあるので、
もし「自分の仕事は全部自分でマネジメントしたい」「成果のみで評価してもらってOK」というのであれば、
佐藤さんがフリーランスで働く、という選択もあるかもしれませんね。
彼女は正社員でもフリーランサーでもなく、派遣社員で働くことがベストではないでしょうか?

ジョブメリさん:
私自身、ちょっと働き方に対する視野が狭かったような気がします。
今回は貴重なお話を伺えて非常に感謝しています。
佐藤さんにも、今の働き方にもっと自信とプライドを持つように伝えておきますね!

女性フリーランサー 大西さん:
私もフリーランサーとしてのプライドがあるので、時々しんどくなることもありますが、
これからも"がんばって"自由を謳歌したいと思います。
今日はありがとうございました。

【今回のまとめ】
・フリーとして活躍するにはセルフマネジメントを磨くことが大切。
・自由の捉え方は人それぞれ異なるということ。
・派遣の働き方もプライベートを重視できてかなり自由。

【登場人物】
ジョブメリさん:お仕事アドバイザー。

佐藤さん:広告代理店の営業部で派遣社員として勤務する26歳女性。
     自分の働くイメージを大事にしつつ、プライベートも充実させたいと考えている。

大西さん:フリーランサーとして活躍する20代後半の女性。
     ライターとしてさまざまなメディアに執筆する傍ら、占い師としての実績も積んでいる。

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