第六回「いいね!働き方コーデのオトナ診断」~人生経験豊富な2丁目オネエに聞く"自分らしい"働き方とは?~

更新日:2018/07/30

第六回「いいね!働き方コーデのオトナ診断」
人生経験豊富な2丁目オネエに聞く"自分らしい"働き方とは?
~酸いも甘いも知るオネエが語る"自分らしさ"とは~

仕事に価値(メリット)を提供する「Job Merit」のワークコンシェルジュであるジョブメリさんが、
世の中にいるさまざまなタイプの大人たちの価値観を踏まえつつ、イマドキの若者の働き方
について考察する「いいね!働き方コーデのオトナ診断」。
第6回はジョブメリさんが、ひょんなことから仲良くなった新宿2丁目でバーを経営している
"オネエ"のハルコさんと仕事に関する熱い談義を交わしていた際の話です。
特にインターネットサービス会社で派遣社員として働く山田くんに関しては、人生観にも
踏み込んだ非常に濃厚なトークとなりました。

他人と同じでなければいけない人生に嫌気

ジョブメリさん:
ハルコさんはいつからオネエになったのですか?

2丁目オネエ ハルコさん:
大学時代からね。小さい頃から「女の子みたいに可愛いお洋服を着たい」と思っていたけど、
きっかけがなくてずっと悶々としていたわ。
それが大学のミスコンで女装部門があったから、思い切って応募してみたの。
そうしたら、審査員特別賞をもらっちゃったのーーーー!すごくな~い?

ジョブメリさん:
す、すごいですね……。ハルコさんはおキレイですしね。

2丁目オネエ ハルコさん:
ちょっとあんた!全然心こもってないわよ。嫌ね~。そうやって人を"イロモノ"を見るように接してくる人って。
そんなんでお仕事アドバイザーなんて務まるのかしら?

ジョブメリさん:
そんなことないですって!!紛れもなく私の本音ですから!
ハルコさんはこれまで濃密な人生経験をしてきたかと思いますが、、、一番辛かったことは何ですか?

2丁目オネエ ハルコさん:
そうね~。私も女装を始めたときはたくさん傷ついたわよ。
言われもない罵声を浴びせられたり、家族や友人から白い目で見られたり……。まだ若かったから辛かったわ。
なんか日本って、みんなと違うこと言うと批判されるじゃない?
多様性を認めない国民性というか、"島国根性"みたいなところあるわよね。
そういう意味では、海外の方がずっと進んでいて、私たちのようなマイノリティの文化も受け入れられやすいわ。

やっぱり辛いのは、"人と同じであることが強要されること"かしら?
私の人生なのだから、どんな服着たって、どんなメイクしたって、どんな仕事をしていたって勝手じゃない?
私の批判する奴らには私の何がわかるのかしら?
他人と同じでなければいけない人生になんて、とうの昔に嫌気が差しているのよ!

ジョブメリさん:
確かに日本では個性を大事にすることよりも、周囲の輪を乱さないことや
今流行りの”忖度”することが美徳とされていますよね。
私も仕事を紹介する職種なので、いろいろな企業の方と話をしますが
考え方が凝り固まっていると感じる担当者の方もたまにいますね。

2丁目オネエ ハルコさん:
そんなんだからこの国は伸び悩んじゃうのよ!今、私たちみたいなオネエってすごく注目されているじゃない?
LGBTのイベントとかも頻繁に開催されるようになってきているけど、誰かに言われるわけではなくて、
自分たちで世の中を変えていきたいと思うわ。
結局、誰かのせいや社会のせいにして、動かなかったら何も変わらないからね。
私がオネエとして生きているのは、自分らしく生きられる社会にしていきたいと思うからなのよ。

「"自分らしさ"は他人に教わるものでも押しつけるものでもない」

ジョブメリさん:
ハルコさんってすごく芯がある人ですよね。感心しちゃいました!
ちなみに仕事で山田くん、というアプリのデータ更新をしている派遣社員の方と関わりを持っているのですが、
彼は今、自分の仕事に誇りを持てないことに悩んでいるんです。ちょっとアドバイスしてもらえませんか?

2丁目オネエ ハルコさん:
その子はどんな子よ?何で仕事に自信を持てないの?

ジョブメリさん:
それが山田くんは、新卒入社のIT企業でSEとして働いていたのですが、すぐに退職してしまいました。
それで今は正社員でも将来安泰というわけではないため、収入をしっかり確保しつつ、
「手に職をつけたい」と派遣社員で働きながら資格の勉強をしています。
でも親や友だちから非正規雇用であることを心配されるらしく、その点でナーバスになっているみたいです。

2丁目オネエ ハルコさん:
山田くんが何でナーバスにならなきゃいけないのよ?十分しっかりした考えを持っているじゃない!
確かに最初の仕事をすぐ辞めたことで、周囲に心配かけたかもしれないけど、、、
将来に向けてちゃんと考えているなら別に心配することはないわ!
今は頑張って、後々いろいろ言ってきた奴らを見返してやればいいのよ!

ジョブメリさん:
そうですよね!私もそう思っているんです!山田くんは自分らしい働き方を模索していて、すごく頑張っているなと。
ただ、周囲との考え方の相違が彼を苦しめているみたいです……。

2丁目オネエ ハルコさん:
自分らしさなんて、人生において自分自身で考えて、行動して、突き詰めていくものなの。
だから、今の苦しい経験もきっと糧になるわよ。他人に教わるものではないのだから、堂々としていればいいのよ!
でも山田くんはあんまりコミュニケーションがうまくないタイプよねきっと。
今の状況で「俺の気持ちもわかってほしい」なんて周囲に対して思っていたら、それは間違いよ。
自分らしさっていうのは、相手に対して押しつけたり、自分の我を通したりすることではないの。
行動で示して周囲に納得してもらうことが大切ね。

ジョブメリさん:
確かに、、、ハルコさんって本当にすごいですね!ちょっと感動してます。

2丁目オネエ ハルコさん:
だてにオネエやっているわけではないわよ!まあ、私を例にしてみればわかりやすいわ。
いくらアンタに「オネエのことを何でわかってくれないの?」って迫っても、逃げるだけよね?
自分の考えや想いを相手に押しつけるんじゃなくて、自己表現を通して理解してもらうことが理想だと思う。
2丁目の文化もそうよ!最初はそれこそイロモノとして扱われてきたけど、それにもめげずに貫いてきた
先人の方々がいてくれたおかげで、社会からも存在を認知されるようになってきたんだから。
本当にちょっとずつだけどね。

ジョブメリさん:
何でこんなに説得力があるのでしょうか……。驚きの連続です。

自分を持つことにこそ"男気"を感じるもの

ジョブメリさん:
ではまとめると、すでに山田くんは自分らしい働き方ができていて、そのまま努力を続けていけば
道は開けていくはずということですよね?

2丁目オネエ ハルコさん:
そうよ!山田くんみたいにひたむきに頑張っていれば、きっと大丈夫!だってすごく"男気"を感じるもの。
誰かの真似をしたり、教わったりするだけが人生ではなく、間違ってでもいいから自分を持って突き進む
こともときには重要なのよ。まあ、何せよ頑張らなければダメだけどね。
ただね、一生懸命なのは立派だけどさ、安易に「手に職」とか言ってないでしょうね?

ジョブメリさん:
……ハルコさん、するどいですね。

2丁目オネエ ハルコさん:
別に本当に職人を目指しているわけじゃないんでしょ?宮大工とか(笑)。
私はパソコン使った仕事したことないからわかんないけどさ、今の時代の"手に職"って目に見えたり、
資格で証明できたりするものじゃないんじゃない?
もちろんそのアプリとかなんとかは、これからの時代にニーズがあると踏んでのことだろうし、
それは絶対間違ってないと思うわよ。人生はお勉強も必要。
でもささっきも言ったけど、仕事って"人に求められる""周囲の役に立つ"ってことが必要なのよ。
そのへんのところ、ちゃんと山田くんに教えてあげているの?

ジョブメリさん:
うーん、もちろんその辺は伝えつつ、彼の話を聞いていますが……。
山田くんの場合は、もう少し周囲に対してはきちんとリスペクトを持って接しないといけないと思っています。
「俺のことをわかってくれ」「自分は周囲より優れている」という態度でいると、周囲からは単なる
自分勝手な人に映ってしまいますから。

2丁目オネエ ハルコさん:
一番簡単なのはね、"人がやりたがらないことをやること"よ。これってイコール"ニーズ"ってやつでしょ。
そうでない場合は、よほど独自の立ち位置を作ることよね。私たちオネエみたいにね~(笑)。

たまに夢を追いかけている"甘ちゃん"が勘違いしていることだけど、仕事は人の役に立っていたり、
相手が求めるものが提供できていたりしないと成立しないのよ。
理想論ばかり語るくらいなら、まずは周囲とのギャップを認識してそこを埋める努力が必要ね。
そのうえで、自分らしさを保ちながら実現できるフィールドや働き方を見つければ、周りの人も必ず納得してくれるはずよ。

ジョブメリさん:
自分らしさを理解してもらうには、まずは自分が周囲を理解することが大切なのですね。
お互いが理解してリスペクトし合えていれ、ば関係性は良好になりますし、それが仕事
だとしたらうまくいく可能性が確実に高まりますよね!

2丁目オネエ ハルコさん:
そういうことよ!アンタもちょっとはわかってきたじゃない!また相談に乗ってあげてもいいわよ。
私のレッスン料は高いけど!アンタに払えるかしら?それでも良ければ、いつでもいらっしゃい。
私が鍛えてあげるわ~。

【今回のまとめ】
・人生において"自分らしさ"を追求することが大切。
・仕事において我を通すことは自分らしくあることとは違う。
・職種や雇用形態問わず、先を見据えて今を頑張って働くべき。

【登場人物】
ジョブメリさん:JCSで働くお仕事アドバイザー。

山田くん:23歳、新卒でSIerに就職するもすぐに退職。現在は派遣社員としてインターネットサービス会社で
      アプリのデータ更新の仕事をしている。人生に迷いながらも将来を見据えて資格の勉強に励んでいる。

ハルコさん:新宿2丁目のバーで働くオネエ。自称2丁目のビヨンセ。人生経験が豊富で的確なアドバイスには定評がある。
        口は悪いが、他人に対するリスペクトを常に欠かさない人格者でもある。

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