第十回「いいね!働き方コーデのオトナ診断」~現役のアスリートが思い描く働き方の理想像~

更新日:2018/09/26

第十回「いいね!働き方コーデのオトナ診断」
頭脳派プロスポーツ選手が思い描く引退後の働き方
~現役のアスリートが思い描く働き方の理想像~

仕事に価値(メリット)を提供する「Job Merit」のワークコンシェルジュとして働くジョブメリさんが、
イマドキの若者の働き方についてさまざまなタイプの大人たち議論を交わす「いいね!働き方コーデのオトナ診断」。
第10回は頭脳派のスポーツ選手として名高い、萩原選手に引退後の働き方や現在の日本の労働環境について、
インタビューした際の内容を紹介します。旬が短いと言われるスポーツ選手ですが、インターネットサービス会社で
派遣社員として働く山田くんに対しても「若いうちに自身の価値を見出さないとダメ」と警鐘を鳴らしました。

「旬が短い」のはスポーツ選手だけではない

ジョブメリさん:
本日はお時間をいただき、誠にありがとうございます。
日本のトップアスリートの萩原選手にスポーツの質問をしないことは失礼なことであるとは存じていますが、
今回のインタビューではぜひ働き方についての意見をいただけたら幸いです。

プロスポーツ選手 萩原さん:
いえいえ、自分も「スポーツ選手=脳筋」と思われるのは心外なので。
スポーツ界には一般の会社員の人よりも頭が良かったり、素晴らしいアイデアを
持っていたりするまさに文武両道と呼べる人もたくさんいます。
しかし、体育会系の熱血なイメージが先行してしまいがちですよね。
それは自分にとっては非常に残念な話です。理論や理屈が大好きなので(笑)。

ジョブメリさん:
萩原選手はスポーツ界きっての頭脳派アスリートとして有名ですよね。
とある企業とプロ契約を結んだニュースも世間を大いに賑わしました。
特に独自の練習メソッドを考案して、理論構築をしているところがスポーツ界だけでなく幅広い業界から注目されています。 

プロスポーツ選手 萩原さん:
注目されるのは嫌いではないですが、自分としてはごく当たり前のことをしているだけです。
水泳において自身のベストパフォーマンスを引き出すために、さまざまな角度から研究、
実践し、理論構築することはプロであれば当然のことでしょう。
それは一般企業で働く場合においても同じですよね?
社会に出て自身の実力を伸ばしたいと考えるのであれば、誰であっても努力は必要です。

ジョブメリさん:
おっしゃる通りですね。お見それしました……。
ちなみに萩原選手の目には、一般企業で働く同世代はどのように映るのでしょうか?
たとえば、私が仕事のアドバイスをしている、インターネットサービス会社で
アプリのデータ更新の仕事をしている派遣社員の山田くんという人がいます。
彼は働きつつ将来を見据えて資格の勉強に励んでいますが、自身のベストな働き方
については模索中で、壁にぶち当たる日々を過ごしているようです。

プロスポーツ選手 萩原さん:
そうなんですね。その山田くんは社会で生き抜くために当たり前のことをしているだけだと思いますよ。
よく、「スポーツの世界は実力主義」と言われますが、一般企業に勤めていてもそれは変わらないのでは?
山田くんが社会から認めてもらうには、それ相応の実力を身につける必要があるので、
今の努力は特別なことをしているわけではありませんよ。若いうちに壁にぶち当たるのも普通のことですし。
むしろ、会社という後ろ盾があることで何の努力もせずにただ、安穏と時を過ごしていては将来後悔することになりますよ。

ジョブメリさん:
萩原選手は20代前半とまだお若いのに、本当にしっかりした考えを持っていらっしゃいますね。
それはやっぱりスポーツ選手の旬が短く、引退後の人生についても早いうちから考えているからでしょうか?
物事の捉え方が、同世代の若者と比較してもかなり大人びているように感じます。

プロスポーツ選手 萩原さん:
う~ん。ジョブメリさん!それもスポーツ選手に対する先入観から来る発言ですね。
確かにスポーツ選手として輝ける時期が短いのは確かですが、一般企業でも体力にものを言わせて
多少の無理をしてもガシガシ働ける期間も若いうちだけですから、同様に短いですよね?
別に旬が短いのはスポーツ選手だけではないと思うんですよ。
ですから、もし自分が一般企業で働いていたとしても、早いうちに「社会における自分自身の存在価値」を
確立したいと当然考えます。そんなにスポーツ選手という職業を別軸で考える必要はないのです。

スポーツ選手も会社員も人生設計が不可欠

ジョブメリさん:
噂には聞いていましたが、本当に考え方がしっかりしていますね。
萩原選手は水泳選手として今が全盛期であり、五輪出場を目指していると思いますが、
もう引退後のキャリアについても考えていたりするのでしょうか?

プロスポーツ選手 萩原さん:
人生設計についてはもちろんしていますよ。
内容をここで話すことは差し控えさせていただきますが、先々のプランニングは明確にしています。
思い通りにいかない可能性はもちろんありますが、その都度軌道修正していけばいいと考えています。

ジョブメリさん:
本当に驚かされますね。他の選手はきっと、目の前の結果を残すことに精一杯だと思いますよ。
先ほど話した山田くんも先々を見据えていますが、今の仕事と勉強の両立でいっぱいいっぱいな感じです。

プロスポーツ選手 萩原さん:
目の前のことに全力を出すことは重要ですが、近視眼的になるのはダメだと思います。
山田くんは人生を大局で見て将来のために努力しているので、非常に素晴らしいと思います。
ただし、そうした"投資的な動き"が評価されるのは若いうちだけだと思うので、同時に社会から
必要とされる価値も身につけたいところです。若さを武器に自由でいられる時間は限られているので。

ジョブメリさん:
「若さを武器に自由でいられる時間は限られている」。なるほど、萩原選手が言うと現実感がありますね。
山田くんにも今度共有してあげたいと思います。
確かに若いうちから、きちんと考えて動くことが、将来の自分のスキルや経験につながりますよね。

プロスポーツ選手 萩原さん:
将来的な成功を収めるには若いうちに実力をつけ、しっかりと自己ブランディングをしたうえで、
その能力をいかに社会に還元できるかを考えていく必要があります。
それはスポーツ選手でも一般企業の勤め人でも変わりません。
スポーツ選手の方が勝負するタイミングが非常に早いだけで、若いうちにいっぱい吸収して
成長しなければ望んだ未来はつかめないでしょう。
自分も水泳で培ったものをその後の人生にも活かしていきたいと思います。

ジョブメリさん:
すごくアグレッシブですね。私は萩原選手よりも年上ですが、その姿勢を見習いたいと思います!

プロスポーツ選手 萩原さん:
人が学ぶうえで、年齢は関係ありません。人生そのものが学びですから。
ですから、山田くんも資格の勉強だけが学びではなく、仕事中のすべての出来事が学びだと考えるといいかもしれません。日々の業務の中で「どうしたらベストパフォーマンスを出せるのか」「より成果を出すための改善案はないか」
といったことを常に意識するだけでも、成長スピードが変わるはずです。

時代を生き抜くための「自分自身の価値の証明」

ジョブメリさん:
萩原さんは本当に、自分の道を自ら切り開く意欲もモチベーションも高いですね。
どうしてそんなにいろいろなことに意欲的でいられるのでしょうか?
同世代の若者とは考え方が違うように感じます。

プロスポーツ選手 萩原さん:
その点はスポーツの世界に身を置いた影響があるかもしれません。
特にプロ選手は価値を見出してもらえなければ契約を継続できないので、よりシビアに考える癖がついています。
プロは自己満に終わるようでは活躍できないので、周囲に自身の価値を常に証明しないといけませんから。

ジョブメリさん:
萩原さんは独自の理論などを確立しているので、もっと主観的な意見が多いかと思いました。
でも実際はまったく逆の印象です。ほとんどが客観的、周囲の目や社会のニーズに細やかに目を向けているように感じました。なぜそんなことができるのでしょうか?

プロスポーツ選手 萩原さん:
混沌とした社会だから、ですかね。不安だらけなんです、だから自分自身の価値を証明する必要があるんですよ。
そして、その価値というのは自分が感じているだけではダメで、周囲や世間に認めてもらえなければ意味がないのです。
それは山田くんにも言えることで、資格の勉強も「自分は頑張った」と自己満に終わるだけでは大成しません。
その資格を取得して、どう社会の役に立てるのかまで考える癖をつけられるといいでしょうね。

自分も引退後は、知名度を活かして水泳の技術を、オンラインでも伝えられるスクールを開校することを目指しています。
引退後は自分を育ててくれた水泳に少しでも恩返しができるように、人生を過ごしていきたいです。
今から経営者として歩む人生が楽しみで仕方ありません。

ジョブメリさん:
そんな将来像まではっきりと描けているのですね。
今日は山田くんの同世代の方から、本当に参考になるお話を聞くことができました。
仕事の評価は他者がするもの、周囲にどう受け入れられているか、社会にどう役立っているのか
という視点を持つだけで、より自分の価値を高める仕事ができそうですね。

プロスポーツ選手 萩原さん:
常に自分の仕事ぶりを客観的に、そして大局的に見てみるといいでしょう。
そうすることで要求に対するズレはないか、周囲の求めるレベル感と合っているか、
強いては社会に貢献することはできているかなど、自身の成果を俯瞰して見られるようになるはずです。
そのうえで、他者からの評価も参考にすべきですが、鵜呑みにしすぎてもいけません。
評価を気にしすぎても、よくないのです、振り回されるといいことないですから。
それこそ僕が周囲からのコメントをすべて評価として気にしすぎたら、インターネットなんて怖くて見られません(笑)。
きっと僕の悪口を言う人も多いはずですから。

ジョブメリさん:
そんなことはきっとないから大丈夫ですよ(笑)。
でも周囲の評価を参考にしたうえで、ニーズを汲み取る力は社会では絶対に必要ですよね。
より客観的に、大きな視点で考えたうえで仕事や勉強に取り組めば、相乗効果でより加速度的に成長できる気もします。

しかし、萩原さんのようにブレない考えのしっかりした人ばかりではないので、若いうちは自分で理解できなくても、
納得できなくても、言われたことをきちんとこなしたり、先輩の真似をしたりすることも大切ですね。
特に山田くんに関してはまだそういったことも必要だと私は考えています。
今日は本当にためになるお話ばかり、ありがとうございました。
萩原選手の進んだ考え方が、1人でも多くの同世代の働く若者に届けばいいなと思います。

【今回のまとめ】
・人生において若さで勝負できる期間は非常に短い。
・職業・年齢問わず、人生設計は不可欠。
・他者からの評価を把握したうえで価値を発揮すること。

【登場人物】
ジョブメリさん:JCSで働くお仕事アドバイザー。

山田さん:23歳、新卒でSIerに就職するもすぐに退職。現在は派遣社員としてインターネットサービス会社で
アプリのデータ更新の仕事をしている。人生に迷いながらも将来を見据えて資格の勉強に励んでいる。

萩原さん:水泳のプロ選手。トップアスリートでありながら、明晰な頭脳を持つ。
ただし、独善的な要素は一切なく時代のニーズに非常に敏感。
選手引退後は独自理論を伝えられる水泳スクールの経営を目指している。毎日エコサーチを欠かさずに行っている。

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