第21回「いいね!働き方コーデのオトナ診断」派遣で時給をあげるには?~成功者の話をもとにご紹介~

更新日:2019/03/04

第21回「いいね!働き方コーデのオトナ診断」 
派遣で時給をあげるには?
~成功者の話をもとにご紹介~

仕事に価値(メリット)を提供する「Job Merit」のワークコンシェルジュとして働く
ジョブメリさんが、イマドキの若者の働き方についてさまざまなタイプの大人たち議論を交わす
「いいね!働き方コーデのオトナ診断」。
派遣で働く人の多くは、「給与をあげたい」「条件をアップさせたい」という希望を持っているはず。
でも、実際には、条件アップに成功する人もいれば、しない人もいます。両者の違いはどこにあるのでしょうか?

ジョブメリさんが以前お話した陰山さんは、時給アップに成功した人です。
そこで、第21回は陰山さんの成功体験をもとに、どうすれば時給をあげることができるのかをご紹介します。
派遣社員として大きく飛躍するためのコツが見えてくるかもしれませんよ!

派遣の相場って?
時給アップを目指すには、まず、自分の時給が相場と比べて低めなのか、妥当なのか、
あるいはすでに高い評価を得ているのかについて知っておきましょう。
陰山さんの事例をご説明する前に、まずは派遣の時給の相場を職種別・勤務年数別にご紹介します。























  経験期間3年未満  経験期間3年以上
オフィス系 1,359円  1,457円
営業・販売・サービス系 1,279円  1,357円
IT技術・通信系 1,598円  1,815円

引用:一般社団法人人材派遣協会「派遣社員WEBアンケート調査(2018年1月24日発表)

いかがでしょうか。自分の時給と比べてみて、高いと感じた人も低いと感じた人もいるでしょう。
しかし、これはあくまでも平均値。これより高い時給をもらっているからといって、
上を目指せないということではありません。それでは、どうすれば時給をあげることができるのでしょうか?

経験期間が3年未満の人の平均と、3年以上の人の平均では、すべての職種で時給に差が見られました。
経験年数が長くなれば、それだけスキルも上がり、対応できる業務範囲も広がります。
経験年数の長い派遣社員が高時給を取っているということは、専門性が高く、プロとしてのスキルを
持った派遣社員が求められているということでしょう。

実は、ここに「派遣が時給をアップさせる秘訣」が潜んでいるのです!

時給の相談をする相手は?
一般のアルバイトや正社員が給与交渉をする場合は、働いている会社の上司や役員に相談するのが一般的でしょう。
しかし、派遣社員の場合、実際に給与を支払っているのは、派遣先の会社ではなく、派遣元である派遣会社です。
この場合、誰を相手に時給の交渉をすればいいのでしょうか?

正解は、「派遣元である派遣会社」です。
派遣社員の場合、「仕事内容に関する日常的な質問や業務内容の質問」は派遣先、
「待遇や働き方、業務範囲などについての質問」は派遣元に相談するようにしましょう。
どっちに相談したらいいかわからない!というときは、ひとまず派遣元に相談するのがおすすめですよ。

私のところにも、実際に時給の相談が持ちかけられることがあります。
相談を受けた後は、派遣会社側が時給アップは妥当かどうかを検討して、
派遣先に相談を持ちかけることになります。
「交渉ごとは苦手……」という人も、間に派遣会社が入れば相談しやすくなりますよね!

ただし、時給交渉をされたからといって、絶対に時給アップがお約束できるわけではありません!
たとえば、「時給1300円で派遣された人が、1週間後に時給交渉をしてきた!」なんていう場合は、
派遣先への貢献度もまだ低く、時給アップは難しいでしょう。
そもそも、派遣は専門性の高いお仕事を任せる分、最初から時給が高めに設定されているもの。
そこからさらに時給アップを目指すためには、それなりの実績など、時給アップ交渉をするための
根拠が必要になります。

さて、それでは、実際に時給をアップできた陰山さんの成功の秘訣はなんだったのでしょうか?

時給をあげるための方法
陰山さんは、留学経験を活かして英文事務の仕事をしている20代後半の女性です。
もともと英語以外の突出したスキルがあるわけではなく、事務職については未経験からのスタートでした。
そんな陰山さんが時給アップに成功したのは「3つのポイント」を実践したからです。

積極的にスキルアップを図り、専門性を高めた
英語力を活かして英文事務の仕事に就いた陰山さんですが、就業後もさらに英語の学習を続けて、
TOEICの点数を730点から870点へとアップさせました。
さらに、取引先の事業内容を把握するため、日常会話だけでなく専門的なビジネス英語に
ついての学習も行いました。
これによって、取引先とのコミュニケーションがより円滑に行えるようになったのです。

任せてもらう業務量(業務領域)を増やした
スキルアップを図るとともに、社内外でコミュニケーションを取る際は、
相手の立場や状況を理解した上で行動するように心がけました。
海外とのやりとりが多い仕事なので、その国ごとの時差や祝日を意識し、
文化にも配慮したやりとりを行うことで、取引先からの評判が向上したそうです。

このような工夫によって、派遣先からの陰山さんへの信頼は少しずつ高まり、
任される仕事の範囲も広がっていきました。
さらに、伝票処理や経費精算業務を行ううちに経理分野にも興味を持った陰山さんは、
できる業務領域を増やすために簿記の勉強まで始めたのです。

資格を取得した
経理に興味を持ったことを機に、自主的な勉強の末に日商簿記2級を取得。
その資格を活かして英文経理としての仕事も行うことで業務領域はさらに広がり、
結果として時給アップにもつながりました。

陰山さんが成功した秘訣に、「企業が求める分野の新しい知見を身に着けた」という点があります。
ただ資格を取得すれば時給があがるというわけではないので、気を付けてくださいね。
企業が何を求めているのかをきちんと理解した上で、「この人ともっと一緒に働きたい」
「この人は期待に応えてくれる人」と思ってもらうことが大切です。

たとえ、どれだけたくさんの資格を取ったりスキルアップを目指したりしても、
それが企業側の求めるものでなければ時給アップは望めません。
もちろん、そもそもの業務態度に問題があるようでは論外です。

時給をあげるにはエンプロイアビリティがカギ
陰山さんが時給をあげることができたのは、「エンプロイアビリティ(雇用される能力)」
が高まったためと言えるでしょう。
「時給をあげるために○○をする」というよりは、スキルを高めてより専門的な業務を行ったり、
期待以上の成果を出したりすることで時給は自然とあがっていくものです。

さまざまな企業で働く派遣は、その会社に特化したスキルを身に着けるのではなく、
自分自身のスキルアップを意識した学習を行いやすい環境です。
エンプロイアビリティを高めることで、同じ会社での時給アップが目指せるだけでなく、
より条件の良い仕事も紹介されやすくなります。
「ぜひうちで働いてもらいたい!」と言ってもらえるプロの派遣を目指しましょう!

【今回のまとめ】
・ただ資格を取得したからといって時給があがるわけではない。
・エンプロイアビリティを高めることが時給アップへの近道。
・「一緒に働きたい」と思ってもらえるような前向きな姿勢も大切。

【登場人物】
ジョブメリさん:JCSで働くお仕事アドバイザー。
陰山さん:未経験ながら事務職に就き、留学経験を活かして英文事務・経理の仕事をしている20代後半の女性。

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